第四話 ネコのフンはクサイ
クロを保護して初日、初のトイレ掃除とケージからの開放について書いてきます。
クロを保護して、初日の夜。クロの鳴き声で目が覚めました。おしっこをしたので、トイレが汚れてしまって、トイレに入って寝れなくなってしまったのが、イヤだったようです。子猫のように、みゃーみゃー鳴いていました。
この日はウンチをしておらず、おしっこだけでした。ケージからトイレを取り出してトイレ掃除をしました。掃除をした後は、またトイレに籠っていました。やっぱり、トイレが汚くなったのがイヤだったみたいです。猫はきれい好きなんですね。
翌日、ケージの中は狭くてかわいそうだから扉を開けておこう、という妻の提案から扉を開けてみました。すると、恐る恐るですが、すぐにケージから出てきました。新天地なので、怖いのか、臆病なのか、かなり震えています。(結果、怖い+臆病な猫でした)
あたりを見回しつつ、部屋のにおいをかぎながら歩き回ります。我々は猫から距離をおいて、その様子を見守ります。新しい土地であることを一歩づつ確認しているようです。
そして、クロは見つけました。安全地帯です。
場所は、キッチンの食器棚の下の隙間です。暗くて狭いため、落ち着くようです。見つけたときも、車の下にいたので、今まで過ごしてきた環境に近いのかもしれません。ただ、長いしっぽが隠れていません(かわいい)。ケージから出て1週間くらいは、食事以外ずっーと食器棚の下に隠れていました。。。ずっと食器棚の下にいるので、爪とぎを近くに持っていったのですが、全く興味を示しませんでした。
そして、ケージの外の生活を始めて、ついにウンチをしました。すごい匂いです。ただ、しつけもしていないのに、あの狭いトイレでしっかりウンチをしています。すごいです。実家で犬飼っていましたが、トイレ以外で粗相することがしばしばありました。しつけもせずに、ちゃんとトイレで用をたしてくれるのは素晴らしいと思います。ただ、ウンチの臭さは半端じゃないです。非常にくさいです。
比較するとこんな感じ。
体臭
犬 においあり
猫 ほぼ匂わない(保護猫ですが、ほとんど匂わないです)
トイレ
犬 くさい
猫 とてもくさい
トイレ掃除用に、「うんちが匂わない袋」を買っておいてよかったです。これは本当に匂わなくなります。厚手のポリ袋を買って、それを使ってみたのですが、ダメでした。「うんちが匂わない袋」には勝てません。
ケージから出て部屋を捜索するようになったのですが、食器棚の下にずっと隠れたままです。しばらく、本当に保護して正解だったのか、、、自問自答の日々が続きます。
第三話 黒猫家にくる
保護した黒猫を病院で診てもらった後、家に黒猫を迎えるために必要な物資を買い出しします。
動物病院での初診が終わったのが、午前11時ごろ。午後に予定していた用事があったため、13時までには買い出し終わらせる必要がありました。そこで、ケージやらエサやら、諸々揃うだろう、ということで近くのホームセンター『カインズ』へ行くことにしました。
カインズで買った物は下のとおりです。
キャットケージ | 9,800円 | |
木製ブラシ | 698円 | |
銀のスプーン1.5㎏ | 898円 | |
うんち匂わない袋 | 178円 | |
丸型ベットS | 1,280円 | |
お掃除シート | 398円 | フローリングシート |
ラプレ 猫トイレ | 1,280円 | |
猫のつめとぎ | 198円 | |
匂いとる猫砂5L | 498円 | LIONのベントナイト系猫砂 |
各種ちゅーる | 680円 | 5パックを4個。1パック170円 |
合計:15,908円でした。
道具として、初費用はこれだけです。飼うだけなら、本当に手軽にそろえられてしまいます。一番重要なのが一緒に過ごす覚悟だと思いました。(我が家では、この後自動給餌気や、自動トイレ等など物色の日々が始まります)
ケージに入った黒猫はこんな感じです。上部に見えているのが確保の際に使用したダンボールとタオルです。(後日、回収しました)
ケージは二段です。結局うちの子は、うまくジャンプができないので、二段目を使うことはありませんでした。一段目もあがるのが大変みたいで、ケージの中では、ずっとトイレに入っていました。トイレはケージに入れられるものを選んでよかったです。
購入したケージはこちらです。写真はオンラインショップのものを引用しました。
エサ入れ、水入れは、家で使わなくなった食器を使うことにしました。話が飛びますが、エサ入れと水入れは、後日『ニトリ』で購入しなおしました。近所のニトリでは販売しているところがなく、ネットショップで注文しました。ニトリのペット用品は人気のようで、品薄なんですかね。その他にもいくつか注文をしたので、別記事でご紹介したいと思います。黒猫お気に入りの住処も買えました。
エサはちゅーる、と、カリカリ(銀のスプーン)を購入しました。ちゅーるは抗生物質を食べてもらうためにも必要でした。ちゅーるは神。
トイレの掃除用として、100均のちり取り付のホウキも購入しました。これは現在進行形で活躍中です。
ケージに入った黒猫。名前は数日悩んだ結果、クロ にしました。
クロくんこれから、よろしくね!!
第二話 黒猫の飼い始め
地域猫の確保から猫を飼う決心をつけた初診まで、を書いていきます。(家に連れてくるまでを書こうとしましたが、長文になりすぎました)
車の下に隠れいる黒猫を見つけて、エサで誘き寄せることにしました。所有者の方には、地域猫を保護するので、少し車の周辺で作業させてもらいます、とお伝えしました。
黒猫はエサを近くに置くと少しづつ我々に近づいてきました。そして、余程お腹を空かしていたのか、手からエサを食べました。車から身体を出したことを確認し、タオルで確保。洗濯ネットで包んで、ダンボールに入れようと試みます。先ほどまでの様子とは異なり、必死に車の下へ逃げようと力強く動きます。私はこの時、この猫の力強さを感じとり、このまま地域猫として生活をさせてるのがよいのでは、と直感的に感じ、たじろいてしまいました。(今では、怪我の事やこの猫の様子を見ると、保護してよかったと思っています)
妻からは、とにかく確保優先しよう、という事で、必死に抵抗する黒猫をなんとかダンボールへ。黒猫の力強さを間近にし、地域猫としてこのまま逃すか、ここで悩みます。しかし、このまま逃がしても、またエサを求めて地域をさまようことになります。猫が苦手な近所の方もいます。ただ、保健所の方は地域猫なので、このままという判断でした。
考えてもその場に答えはなく、ひとまず病院へ連れて行って診察してもらおう、となりました。
妻は、猫を飼っていた時にお世話になっていた非常に信頼のおける獣医師さんを知っていました。その動物病院に、地域猫を保護して弱っているから診察お願いしたい、と電話でお伝えしました。野良猫なので、大丈夫かな、、、という心配がありましたが、「いいですよ、病院まで来れますか」とのことで快諾してくださいました。
ダンボールに黒猫をのせて、車でしばらく走り動物病院へ到着しました。
ダンボールを開け、診察台に置くと、黒猫は震えていました。先生が触診をすると「耳が熱いので風邪か、何かの感染症かもしれない」とのことでした。タオルにわずかに血がついていたのと後頭部の首元に傷が見えたので、猫同士の喧嘩で怪我したのでしょうか、と尋ねたところ、「そうかもです」とのことでした。
そして先生から「この後どうします?」と聞かれ、我々は顔を見合わせます。地域猫として生かすなら、爪を切るわけにはいかないし(彼の武器になるので切ることができない)、飼うなら爪を切りますけど、、、とのこでした。
私はこの時、黒猫が病気になってることがわかって、この黒猫の猫生に介入したのであれば責任取るしかないな、と思いました。妻も「飼うかぁ〜」ということで黒猫を飼い始める決意をしました。(妻は実家で猫を飼ったことがあり、次はメス猫の三毛がよかったらしく、ちょい悩みしたようです)
決断を先生に伝え、爪を切ってもらいました。これでこの猫も飼い猫です。診察としては、それ以外大きな傷は見つからず、ノミやダニも季節的にいないし見当たらず、でした。ひとまず抗生物質を1週間分与えて様子をみることに。最初の抗生物質は、ハイカロリーちゅーるに混ぜて先生が与えてくれました。抗生物質は、砕いても構わないので、とにかく食べさせてください、ということでした。
黒猫は弱っているからか、噛み付くこともなく、先生曰く「すごい人馴れしてる猫だよ」とのこと。年齢がわかるものか聞いたところ「歯の状態からおそらく一歳くらいだろう」ということでした。またその他の懸念として、「とにかく震えがすごいので神経系の疾病を持っているかもしれない」ということでした。
とりあえず、薬ももらい食事もできることがわかったので一安心です。これから家に迎えるために急ぎ物資調達をしていきます!
次回は、迎えるために買ったもの、を振り返っていきます。
第一話 黒猫は突然に
ウチの黒猫クロが、地域猫から家猫になった経緯を書いていきます。
私たちは夫婦2人暮らしです。いつかは猫飼いたいなーという話をしていまして、保護猫の譲渡会に顔を出しては、飼うか悩んで一旦落ち着こう、という会話を何年か繰り返し、結局猫は飼わずにいました。
そんな中、姉からの連絡があり、「家の前に猫が来て動こうとしない」と。姉が、地元の保健所には連絡を入れていて、保健所の方と追い払おうと努力はしたようなのですが、動こうとせず、、、という話でした。
保健所の方の判断は、去勢もされており地域猫だろう、とのこと。捕まえようとすると逃げるので、様子を見ましょうとなり、帰ってしまったそうです。
姉からの連絡が夜だったので、その日は様子を見て翌朝まだいるようなら、どうするか考えようか、ということになりました。
当時は姉が、エサや水をあげようと思っていたそうなのですが、近所に猫が苦手な方がいたようで、エサやりをして家の近所に居座られてしまうと近所迷惑になり困ってしまう、という状態でした。
翌朝、姉から連絡があり、やはりまだ家の前にいるということで連絡がありました。
当時の猫の様子はこんな感じでした。
保護猫としてシェルターにかくまってもらえるか、等色々と考えました。
考える中で、逃げる元気があるけれど、たぶんコイツは喧嘩に負けて怪我して動けないのでは、ということで、我々で様子を見に行くことにしました。
(当時の猫の様子から、実家で野良猫を保護した経験のある妻によると、喧嘩後の行動に似てる、とのこと。後日分かりましたが、やはり怪我をしていました…)
我々の家から、姉の家まで車で30分くらいの距離です。段ボール、洗濯ネット、バスタオル、軍手、猫の餌(地域猫にあげたりしてたもの)を持って保護に向かいます。
姉の家に着いたときには、猫は歩いてどこかへ行ってしまった後でした。姉いわく、歩き方はヨボヨボしていた、ということで、やはり怪我の心配がありました。
我々は近所を歩いて捜索することに。しばらく、歩き回り、近所の車の下を覗きこむこと約20分くらい。妻が黒猫を発見、車の下に隠れていました。
車の所有者のお宅に一言伝えて、猫の確保に向かいます!!
1000字近くなったので、次の記事で
•猫確保から動物病院へ、
•必要な道具の買い出し、
の話を書いていきます。
黒猫のクロくん
飼い始めたクロくんの紹介をしたいと思います。
種類:黒猫
名前:クロ
性別:オス(去勢済み)
出身:不明(地域猫という名の野良猫)
捕まえた場所:八王子
2022年3月現在
体重:約3kg
年齢:たぶん1歳くらい
ワクチン:3種混合(2021年2月に接種)
猫エイズや猫白血病の検査は受けていません。落ちつてきたら定期検診お願いできるか、近所の動物病院の先生に相談したいと思います。
性格:おくびょう
わざ:
あまえる
なきごえ
かみつく
ねむる
寝ている時以外に近づくと、すぐにすり寄ってきて甘えてきます。人の足元に、頭やおしりをスリスリすりつけてきます。そしてこの時なぜか人の足を踏みます。エサを出すまで逃げられないようにしたいのでしょうか。
よく鳴く猫で、撫でるとゴロゴロモードになります。このゴロゴロモードで、自分の前足をサッシングしてしまうのでちょっと不安です。
よく食べる猫で好き嫌いはなさそうです。特にちゅーるへの噛みつき方はすごいです。ただ、CMみたいにおとなしくペロペロ舐めるような優雅な食べ方はしてくれません。。。さすが野生。
この前、10周年記念パックの50個入りを買ってしまいました!おもちゃ付きでお気に入りです笑
猫はよく寝ますね。実家で犬を飼っていたのですが、犬よりよく寝ています。甘えるか、ご飯を食べるか、ゴロゴロするか、寝るか、という猫生活を彼はおくっています。
黒猫飼って、一か月
ブログ初投稿です。
とあるきっかけから野良の黒猫を飼うことになりました。
黒猫の名前は、クロです。
飼い始めてひと月が立ちました。
不安や悩みはありながら、人間も猫も落ち着いてきました。
私は、猫を飼うのが初めてです。
黒猫との生活するうえで、調べたり知ったりしたことをまとめようと思います。
自分のための備忘、また、どなたかのご参考になれば幸いです。
(あと黒猫のクロの可愛さを知ってもらえたらうれしいです!)
ちなみに、ひと月経過の状態は、、、
野良の地域猫から、家庭内野良くらいには仲良しになっています!
まだ抱っこは苦手です。
ただエサのおねだりが、非常に激しい子です。
近くを歩くと、にゃーにゃー言いながら…すりぃぃー!!!とすりついてきます。
激しくかわいいですが、足を踏んでしまいそうで気が気でありません。
ひと月前は、すごい不安で家猫にしてしまったことが可哀想に思ってしまうこともあったけど、ゆっくりなれてきて、信頼してきてくれています。
ブログを書きながら足元で丸まって寝ています。(かわいいです)
怪我もしてたし、エサとり絶対できない猫だったろうから、家猫としての第二の人生(猫生?)は健やかに過ごしてほしい、と願っています。
調べたこと、便利グッズや、出会いのきっかけも書いていけたらと思っています。
今後とも、どうぞ宜しくお願い致します。